こんにちは。さかいゆうです。

▲情報の多さに困惑するダイエッター

栄養士の私は食事指導で必ず、
1日3食規則正しくとるのが基本」と言ってきました。

でも、ダイエットの方法によっては、
ファスティングのように固形物は0回というものや、
むしろ回数を増やして6回食というものもあります。

「結局、何回食べればいいの?」

好奇心旺盛なダイエッターは戸惑っちゃいますよね。

本当に理想的な食事の回数は何回なのでしょうか。

今回は各回数に基づく根拠について、
まとめてみました。

あなたの体質やライフスタイルに合った回数が、
きっと見つかりますよ!

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▲0回で消化器官を休ませる

人気のファスティングは、
期間中は固形物を一切食べない
食事回数0回のダイエット方法です。

期間は1週間程度が最も効果的で、
食事の代わりに酵素ドリンクなどで
栄養補給するのが最近の主流のようですね。

さて食事0回は体にどのようなダイエット効果を
もたらしてくれるのでしょうか。

まず摂取エネルギー量が減るので、
体重が減少するのは誰でも分かりますよね。

それだけではないファスティングのメリット。

まず食事をしないという事は、
消化器官である胃や腸が働かなくて済む、ということ。

通常私たちが3回食事をしていると、
その都度、体内では消化吸収が行われていますが、
食事を抜くという事で胃腸のお仕事が無くなるので、
ゆっくり休めるんですね。

有給休暇みたいなものですね(笑)

ゆっくり休息した胃腸は、
また食事が再開された時にはリフレッシュして、
活発に働くことができます。

消化吸収のお仕事が無くなった分、
その他の生命維持の活動にエネルギーを使えるので、
細胞の再生や修復が盛んになり
アンチエイジング効果代謝UPが期待できます。

食事による老廃物有害物質体内侵入が中断するので、
既存の毒素のみの排出に専念できるため、
体内のお掃除が効率的に進みます。

消化にまつわる器官に休養を与え、
他の機能に人員を増員し効率を上げ、
体内クリーン週間にするのが食事0回の効果です。

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▲3回×規則正しいとされる食事

朝・昼・夜の3食が、
私たち日本人の基本的生活として定着していますよね。

これはダイエットというよりも、
もはや健康維持のために推奨されていること。

1番は脳に栄養を供給するタイミングが、
朝・昼・晩の3回が好ましいからです。

脳への栄養が不足すると、
頭が働かずボーッとしたり、頭痛が起こったり、
次に食事をした時に、
脳が飢餓を回避するために
体内に脂肪を貯めようとして肥満を招いてしまいます。

炭水化物ダイエットのデメリットや、
各種ダイエットの失敗の原因の多くが、
栄養不足による体質不改善ではないかなって思います。

脳の大好物である栄養素は、
だいたい5〜6時間しか持ちません。

なので朝7時に食べたら12時か1時に昼食、
18時頃に夕飯っていうスタイルが一番安全。

人間の習慣って、
よくできてるなーって考えさせられますね。

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▲4回以上でDITを利用する

1日の食事を6回とか10回にする
ダイエット法もあります。

ダラダラ食べているだけで、
むしろ太ってしまいそうな不安もありますよね。

これにもきちんと根拠があります。

食事誘発性熱産生DIT)」というんですけど、
食物を体内で分解する時にエネルギーを使うので、
食事の回数が多いとその分消費エネルギーも増えます

また食事と食事の間隔が短い事から、
空腹を予防できるので「食べ過ぎがなくなるのと、
脳がすぐに食事が来ると思うので、
体内に余分な脂肪を蓄積しないようになります

ただし!
1日の総摂取量を食事の回数で割った量を
1回分の食事にすることが原則ですから、
毎回満腹まで食べてはいけませんよ。

そんなことしたらデブまっしぐらです。

「食べてもいいダイエット」ではなく、
代謝を利用し食欲をコントロールするダイエット
ということをきちんと覚えておいてくださいね。

☆まとめ☆

0回の食事では消化器官を休ませ
その他の活動を活発にするメリットがあります。

ですが他の2つのメリットである
脳への栄養不足やDITの利用ができないといった
デメリットがあります。

3回の食事では一般的なDITを利用しながら、
脳への栄養がきちんと供給される一方で、
摂取エネルギー量を意識的に減らさなければ、
ダイエット効果はあまり期待出来ません

4回以上の食事では、
食事への我慢が必要なく脳も元気でいられますが、
胃腸は休む暇が無く過労しがちなデメリットもあります。

どれも一長一短で、
「ダイエットには1日○回の食事が1番だ!」と
断言できるものではありません。

自分の目的に合わせて回数を決めるのもいいでしょうし、
3パターンを交互に取り入れながら、
体調と相談していくのもよいでしょう。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。