こんにちは。さかいゆうです。
▲超人気!ファスティングダイエット
短期間の断食を行う「ファスティングダイエット」
食べる事が大好きな私にとっては、
正直無縁なダイエット方法だったのですが、
人気が出るにつれて友人達がするようになって…
「ファスティングていう響き、カッコいいじゃん!」
ただそれだけの動機で、
私も酵素でトライしてみた事があります。
胃腸を休め、
デトックスで体内をキレイにし、
体脂肪を燃焼させることが目的の
ファスティングダイエット。
むしろ大食いの私みたいな人こそ、
やるべきダイエットです(笑)
でも間違った方法だと、
逆に脂肪を溜め込んでしまったり、
体調不良を引き起こして逆効果…。
正しいファスティングダイエットのやり方を
お教えします。
▲失敗する原因ナンバーワン
「ただ食べなければいいんでしょ?」っていうのは、
無知な人ほど陥りやすいダメな考え方。
人間の体は食事を抜くと、
脳が飢餓に備えて脂肪を蓄えるようになっています。
ただ食事をやめて摂取カロリーを抑えるだけの断食では、
むしろ太りやすい体質を作ってしまいます。
準備期と回復期をきちんと設けて、
脳の勘違いと体への負担を回避することがポイント。
栄養不足状態にならないように、
専用ドリンクを取り入れる事も大切です。
▲準備期
まずは胃腸と体調を、
ファスティングに備えて整えていきましょう。
準備運動をしないで運動をすると、
ケガや体調不良につながりますよね。
準備期は準備運動と同じだと思ってください。
これを適当にやってしまうと、
不快な症状を招いてしまう危険性が高いのです。
ファスティングを実施する日数と期間、
準備期として過ごすのが理想です。
規則正しく健康的な生活を過ごしましょう。
・和食ベースな食事を腹八分目
・間食やアルコールはNG
・よく噛んでゆっくり食べる
・遅い時間帯の食事は避ける
このポイントを抑えて、
胃腸をファスティングに万全な状態にして
ファスティング期に挑みます。
▲ファスティング期
ファスティング期は固形物は一切口にしません。
水と専用ドリンクのみで過ごします。
6日間が理想とされていますが、
あなたのライフスタイルに合わせて、
実施しやすい日数でOKです。
ファスティングを行うときは、
スケジュールを確認しながら、
ファスティング期を確保できるタイミングに
行うようにしましょう。
イベントや仕事の接待などとかぶってしまったら、
ファスティングも台無しですし、
人間関係にも亀裂が生じてしまうかもしれないですからね。
朝・昼・夕の3回の食事代わりに、
酵素ドリンクなどで栄養を補給します。
水は普段なら1日2リットルが目安ですが、
食事による水分摂取量が無い分、
普段よりも多めに飲む必要があります。
脱水状態にならないように、
必ず2リットル以上は飲みましょう。
▲回復期
回復期は最低でも3日間は必要。
辛いファスティングを終えて、
固形物の摂取を解放されたからって、
すぐに以前の食生活に戻してしまうのはダメ。
リバウンドはもちろん、
体が驚いてしまい、むしろ不調を引き起こします。
ファスティングダイエットにおいて、
回復期が一番重要なので慎重に過ごしてくださいね。
手術のために絶食を余儀無くされた患者さんも、
お粥から徐々に普通食に戻していくものです。
絶食でお休みしていた胃腸に優しい食事を心がけ、
お粥や消化の良いお豆腐などから始めましょう。
消化器官に負担を与えないように、
満腹は避け腹八分目にしておきます。
消化の悪いものや刺激物は避けてください。
肉や魚の動物性タンパク質や、
パンやお菓子などの小麦や糖類が多い食べ物ですね。
▲栄養士から一言
最後に栄養士の私が、
ファスティングダイエットに対する思いをお話しします。
人間にとって「栄養」は、
生命維持・成長のために必要な栄養を摂取し、
消化吸収排出までの一連のメカニズムのことを言います。
食物から栄養を摂取する事が望ましいもの。
ファスティングは、
人間の栄養活動を一定期間和らげ、
体内を浄化する事のオマケとして
ダイエット効果が期待できるのです。
決して摂取エネルギー量を減らして痩せる方法と、
勘違いしないようにしてください。
私がファスティングダイエットで最も怖いと思うのは、
リバウンド云々ではなく、
「拒食症」に陥るリスクが高い気がする事です。
食に対する誤った考え方があると、
心の病にかかってしまうことがあります。
私も痩せ願望が強過ぎた時に
過食嘔吐になった経験があるからこそ、
ファスティングダイエットに少し懸念があるんですね…。
期間限定だからこそ意味があるという事を、
忘れずに行うようにしてください。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。