こんにちは。ボディメイキングセラピストのyukiと申します。
今回も「お顔痩せ」のことについて、お話しさせていただきますね。
▽顔には顔痩せに必須な「リンパ節」が沢山ある!
体にはおよそ600個のリンパ節が存在すると言われています。特にリンパが集中しているのは「顔」。顔には、およそ20個のリンパ節がありますが、その中でも大切なのが耳の周辺にあるリンパと顎の周辺にあるリンパです。リンパとは、全身を網の目のように張り巡らされている「リンパ管」のこと。各リンパ管の中を「リンパ液」と言う液体がゆっくりと流れています。それは、血液が栄養、酸素を運ぶのに対して、リンパ液は、体内で不要物になったもの(老廃物や疲労物質)を回収して運ぶという役割があります。
つまり、顔周辺のリンパは非常に大切な場所ということになりますね。
▽リンパの特徴を知っておこう!
リンパには、大きく分けて「排泄」と「免疫」の2つの役割があります。
リンパの流れが滞ると、余分な水分や老廃物、そして毒素が体内に蓄積されて、むくみやたるみ、体調不良などの原因になります。 リンパは、毛細血管のように細い管で、周りの筋肉がしっかり動くことでリンパ液が押し出されていきます。ようするに、「運動すること」がリンパの流れを向上させ、滞らせない秘訣なのです。
▽運動が苦手な人でもリンパケアが簡単に出来る!
運動が苦手な人には、リンパマッサージがオススメです。リンパマッサージはお風呂上がりに行えばさらに効果的です。体が温まってリラックスしている状態は、リンパの流れがよりスムーズになるからです。ですが、リンパマッサージには押さえておきたいポイントがあります。それは、「鎖骨リンパ節」ケア。全身のリンパマッサージといっても、この鎖骨リンパをケアしておかないと、リンパ液は停滞したままでスムーズに流れません。
リンパマッサージで一番大切なリンパ節は「鎖骨リンパ節」なのです。
特に、左側の鎖骨リンパ節は、全身のリンパ液のほとんどがここで鎖骨下静脈と合流して、心臓に戻っていくので、リンパの中でもっとも大切なポイントと言えます。
▽リンパをほぐして、スッキリフェイスラインを取り戻す!
顔には30種類の表情を作る「表情筋」があります。リンパマッサージではこれらの筋肉を刺激し活性化していくことでリンパの流れを促進し、活発にしていきます。この時、首や胸周りにある筋肉にも刺激することで、上半身全体にあるたくさんのリンパの流れを良くしていくことが出来ます。リンパマッサージでむくみやたるみを解消することで顔痩せ効果が大きく期待出来ます。また、これを続けることで肌にツヤやハリを取り戻し、より美しいフェイスラインを作り出します。
●リンパマッサージのやり方
①顔のリンパマッサージ
耳から顎にかけて顎のラインに沿って、喉側の方に中指と薬指の二本をあてて、上下に動かしながらマッサージします。皮膚の上を擦るような動きには注意し、しっかりと押さえて、指がずれないように動かしましょう。移動する時は、指の位置を置き変えて行います。
②首のリンパマッサージ
耳の後ろから首筋を通って鎖骨まですーっとひと差し指、中指、薬指で擦り下ろします。これを数回繰り返しましょう。*マッサージクリームやオイルの使用をオススメします。
③鎖骨のリンパマッサージ
鎖骨の凹みに指を軽く押しあて、左右に動かしながら、マッサージします。内側から外側へ移動していきましょう。左側からはじめていきましょう。
④脇の下リンパマッサージ
右の手を体の前でクロスするようにして、左の脇の下胸から肩にかけて前面の部位を掴み、手のひらでしっかり掴むようにして、揉みほぐしていきます。
次に、さらに脇の奥に移動し、背中から腕にかけて後面の脇の下を、揉みほぐしていきます。
脇の下がある程度もみほぐしてから、二の腕もほぐしていきましょう。
反対側も同様に行いましょう。
*①〜④まで一通りのリンパマッサージを終えたら、最後にもう一度②のマッサージを行いましょう。
▽リンパマッサージをより効果的にする方法
リンパマッサージをする前に、肩や首そして胸や背中の筋肉をほぐしておきましょう。
これらの筋肉をほぐすことで、リンパ液の流れをスムーズにし、マッサージの効果をより高めていくことができます。
肩を上下に動かしたり、回したりして肩甲骨をほぐします。
次に大きな深呼吸を行います。この時両手を大きく横に広げ息を吸い、その体をゆっくり胸の前に戻すように息を吐きます。このように動かすことで背中の筋肉や胸の筋肉をほぐしていくことができます。
次に首を上下運動、左右運動、大きく回す運動などを行い、首の筋肉の緊張解きほぐしていきましょう。
これらの運動を行った後に、上記のリンパマッサージを行うことをオススメします。
これらの運動やマッサージをする際は、大きな鏡の前で行うようにしましょう。
▲注意して欲しい点
全てのマッサージにおいて、マッサージクリームやオイルなどを使用していただくことをオススメします。皮膚の摩擦から起こる皮膚への負担を防ぐことができます。
ここまで読んでいただき、誠にありがとうございました。