「ボクシングダイエットに興味はあるけど、ボクシングは殴り合うスポーツだしやっぱり痛そう。」
と思っている方も多いのではないでしょうか?
ボクシングと聞くと、リングに上って1対1で打ち合うスポーツのイメージがあるかと思いますが、打ち合うだけではなく「縄跳び」「シャドー」「サンドバック」といった練習もあります。
しかも、この練習は脂肪燃焼ダイエットと、ストレス解消もなる、お勧めのダイエット方法なんです。
また、ジムに行かなくても自宅で取り入れることができるぐらい、気軽に始めることもできます。
ここでは、ボクシングジムに通う時間以外でも取り入れることのできる、縄跳び・シャドー・サンドバックの方法と効果を紹介します。
ボクシングの縄跳びダイエットとは
ドラマや映画で見るのは、ボクサーが減量のために行っている縄跳びですが、ダイエットを目的に行う縄跳びダイエットも、「脂肪を落とす」という目的は同じです。
では、どうして「縄跳び」で脂肪を落とすことができるのでしょうか?
縄跳びは有酸素運動のひとつで、しかも、有酸素運動の代表的なウォーキングよりも脂肪燃焼に向いている運動なんです。
一般的なウォーキングといえば、ほぼ平脈に近いスピードで歩き続ける運動ですが、縄跳びは、早歩きや少し息切れするようなスピードの速さで運動している時の心拍数にあたり、脂肪燃焼に効果的であることがわかっています。
ジャンプをすることは歩くことよりも自重による負荷がかかり、下半身の大きな筋肉=お尻や太ももが鍛えられるので、引き締まっていくことを実感しやすくなると思います。
また、大きな筋肉だけが鍛えられるわけではなく、続けるとことで縄跳びを回す腕や、姿勢を保つ腹筋・配筋・体幹も同時に鍛えることができます。
全身に筋肉をつける、特に大きな筋肉がある下半身を鍛えることで、基礎代謝量があがり、カロリーを消費しやすい体、つまり痩せやすい体へと変わることができるのです。
さらに、ジャンプをするという運動は、食欲を抑えることにも効果的なことがわかってきました。
内臓を揺らすことで内臓機能が活性化し、揺れることで腸が混乱を起こし、食欲ホルモンが抑えられた結果、食欲も抑えられるということがわかっています。
そんなダイエットに効果的な縄跳びですが、実は簡単に室内でも取入れる智ことができます。
それが「なんちゃって縄跳び」です。
足を肩幅よりも狭いぐらいに開いて、カルク膝を曲げながら、縄跳びを行うように腕を回して「かかとを一定のリズム」で上げ下げするだけ。
階下の人に迷惑にならないようなら、その場で軽くジャンプしてみてもいいでしょう。
これなら場所を取らずに天気にも関係なく、取り入れることができます。
シャドーボクシングもダイエットに◎
実はシャドーボクシングも、ジムに通わなくても取り入れやすいダイエットのひとつなんです。
シャドーボクシングとは、目の前に相手がいることを想像しながらパンチを打つ練習です。
縄跳びと違って、ジャンプをするような運動ではありませんが、腕を大きく使い、体をひねるような動きを取り入れることで、褐色脂肪細胞を活性化させることができます。
褐色脂肪細胞とは、体内にある余分な脂肪を熱に交換してくれる役割を持っている細胞です。
この細胞が脇の下や肩甲骨周辺に集中しているので、腕を大きく動かし、体をひねるシャドーボクシングもまた、脂肪燃焼の効果が期待できる運動なのです。
また、適度に筋肉への負荷がかかるため、運動後もカロリーの消費をし続けてくれる、アフターバーンの効果を得ることもできます。
さらに、シャドーボクシングのアフターバーン効果は、ジョギングやスクワットよりも消費エネルギーが高いという、うれしい結果までわかっています。
ここまでで、シャドーボクシングのダイエット効果を実感していただけたかと思いますが、室内で取り入れようと考えた場合、どのように行えばいいのでしょうか?
室内で取り入れる場合、始めはYouTubeなどの動画を見ながら行うことがおすすめです。
動画を見ながら行うと、思った以上に体を使うことを実感できるかと思います。
さらに慣れてきたら、目の前に鏡を置いて自分の姿を見ながら行ってみてはいかがでしょうか?
鏡を見ることでフォームの確認ができるので、体幹を意識してパンチを打つことができるようになり、よりダイエットの効果も高まると思います。
ボクシングダイエットはサンドバックも◎
どうせボクシングダイエットを取り入れるなら、サンドバック相手にパンチをしてみたい。
と思うかたも多いのではないでしょうか?
実際私が入会していたジムでも、サンドバックを叩く練習はとても人気がありました。
ただ、サンドバックを叩くだけと言っても、パンチを打つと当然サンドバックは揺れるので、揺れるリズムに合わせて次のパンチを打たなければならずこれが意外と難しいのです。
このリズムに合わせてサンドバックを叩くことに少しずつ慣れてきたら、パンチがヒットする感覚がつかめてきて、ストレス発散につながります。
当然、ダイエット効果も高く、シャドーボクシングよりパンチに負荷がかかる分腕を大きく動かすことにもつながりますし、下半身でバランスを取ってパンチを出すことで、体幹も鍛えられます。
さらに足を使って左右に動いてパンチを打てば、全身を使って運動できるのでよりダイエット効果を得ることができます。
そんなサンドバックを打つボクシングですが、今ではジムに通わなくても自宅で体験することもできます。
ジム用のサンドバックは天井から吊るされているものが主流ですが、自宅ではさすがに天井から吊るすことができないので主に据え置き型を使います。
空気を入れて使う簡易なものから、水を入れて使うもの、または器具から吊るされているような本格的なものまで、さまざまな種類がありますので、自分のしたい運動に合わせて購入することをおすすめします。
サンドバックボクシングを自宅で行うときの注意点としては、小さなものではないので置けるスペースの確保と、体を動かすスペースが必要となるので、自宅で行うときは、周りに物がないかよく見てから行うとよいでしょう。
また、音が気になるようならサンドバックの下や運動を行うスペースに耐震マットやジョイントマットや、またはヨガマットなどを敷くと、下に響く音も軽減されるかと思います。
まとめ
打ち合うイメージが強いボクシングダイエットですが、ボクシングだけでなく縄跳びやシャドーボクシング、サンドバック打ちもダイエットに効果があることがわかりました。
手軽に取り入れることができる運動方法ですが、次のことには注意が必要です。
- 体を動かすスペースを確保する。
- シャドーボクシング、サンドバック打ちは、音に気を付ける。
以上のことに気を付ければ脂肪燃焼効果が期待できて、ストレスの発散もできるダイエット方法です。
さらに、家の中にいながらできるので、ひとりからでも始めることができて、自宅でこもることが増えた今の時期にもぴったりです。
暖かくなって外に出かける機会を迎える前に、楽しくボクシングダイエットを取り入れて、ストレス発散と軽いからだを手に入れましょう。