こんにちは!私の名前は西野りこと申します。
どうぞ宜しくお願いいたします!
スーパーやドラッグストアで目にすることが増えた水素水。
しかし「実は効果はない」と否定する意見を目にすることも増えてきました。
一体どっちなの?水素水の効果はウソ?ホント?の疑問に答えるべく水素水についてまとめてみました。
◎そもそも水素水って一体なに?
実は普通の水にも水素は含まれています。
それをいろいろな方法で、水素の濃度を高く生成されたのが水素水です。
「水素豊富水」ともいわれています。
あまり知られていませんが、腸内細菌の働きによってわたしたちの体の中でも水素はつくられているんですよ。
水素水は悪玉活性酵素を取り除く効果があり、その結果アンチエイジングやダイエットに効果があるといわれています。
しかし、それを証明する医学的な根拠はなく、現段階では特定保健用食品(トクホ)や機能性表示食品として認められている商品はありません。
まだまだ実験が足りていない状況です。もしかしたら、数年後にいわれている効果の根拠が発表されているかもしれませんね。
◎水素水でダイエットのウソ・ホント
水素水でダイエット効果があるといわれている理由は2つあります。
濃度の高い水素水を飲むことによって、
・悪玉活性酵素を取り除き体内環境を整えるから
・血中コレステロールや余分な脂肪を取り除くから
しかし、これらの効果にもとづく根拠はありません。
現在は、専門家でも意見が分かれている状態です。
実際に水素水を飲んでダイエット効果があったという人は、意識して普段より多めに水分を摂取したことで、便秘が改善され体重が減少したのではないか?とも考えられています。
2つめの血中コレステロールについては、糖尿病患者にたいして行われた実験結果がありますが、健康な人への効果は不明です。
国民生活センターで、水素水を販売する業者へアンケートを行ったところ、水素水の効果に対する回答で一番多かったのは“水分補給”でした。
◎実験結果が発表されている水素水の効果
ここまで読んだあなたは「水素水って飲んでも意味がないの?」と思われたかもしれませんね。
水素水は現段階では科学的根拠はありませんが、その効果が期待されて世界中でたくさんの研究が行われている途中なのです。
虫歯予防に水素水が使えるか?なんて研究験もされているのですよ。すでに行われた水素水の研究結果を紹介したいと思います。
・糖尿病患者のコレステロールが抑制された
・肺がん患者の放射線治療によるストレスが抑制された
・マウス実験でアレルギーに効果が見られた
ダイエットに関係する研究といえば、筑波大学でラグビー部員に対して行った研究結果があります。
3ヵ月間「練習日の前日」「当日の朝」「練習直前」に500mlの水素水を飲み続けた結果、乳酸の上昇が抑えられて筋肉疲労が抑えられたという結果がでました。
筋肉疲労が抑えられるということは、トレーニング中のパフォーマンスが上がります。
有名アスリートが水素水を取り入れているのは、運動中の持久力や身体能力が上がることを実感しているからなのかもしれませんね。
水素水をダイエットに取り入れる場合は、運動前に飲むといいですよ。
◎水素水の種類が多すぎてどれを飲めばいいのかわからない
水素水には、すぐに飲めて便利な容器入りタイプと、スティックや蛇口設置型の生成タイプがあります。水素水を取り入れるならだんぜん生成タイプです。
水素は粒子が細かいので生成されて数時間後には抜けてしまいます。
ペットボトルやアルミ缶などで販売されている商品は、生成された直後は高い濃度の水素が含まれていても、流通途中で抜けてしまいます。
実際に、国民生活センターでの実験で「表示されている含有量より低い」または「全く含まれていない」という結果が発表されています。
水素水を飲むときは水素水生成器で生成された直後の水素水を飲みましょう。
市販の水素水の中に、公的な認定を受けている商品はありませんが、
日本トリムとパナソニックが販売している水素水生成器は、胃腸症状改善効果が認められて管理医療機器の認定を受けています。ただし販売価格は15万円~20万円もします。
「ちょっと手がだせない」という方は、スティックタイプ・携帯型生成器・据置型生成器などを検討されてはいかがでしょうか。
通っているトレーニングジムに水素水生成器があれば積極的に利用しましょう。
作り置きはしないように気をつけてくださいね。
まとめ
・水素水とは水素の濃度を高くした水のこと
・まだ科学的根拠はないが、その効果は期待されている
・トレーニング前に飲むとパフォーマンスが上がる
・飲むなら生成された直後の水素水を飲むべき
医学的・科学的根拠がなく不明な点がたくさんある水素水ですが、
副作用の報告もありません。
ダイエットやアンチエイジングへの効果はまだ不明ですが、体に悪影響を与えるものではないようです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。