こんにちは!子育て奮闘中の主婦mana23です★
粟(あわ)といえば玄米やキビ、大麦などと混ぜ合わせた雑穀が有名ですよね。
また小麦などの穀類や、麺類と混ぜて利用されることも。
粟単品ではなかなか食べることもないかと思いますが、粟とはどのようなものなのでしょうか?
◉粟には種類がある!
粟は雑穀のエコノログサ(ねこじゃらし)を先祖とするイネ科の食物です。
殻の色から赤粟、黄粟などがあり、クリーム色のものや薄い黄色のものもあります。
現在、イタリアやドイツ、ハンガリー、アメリカなどで栽培されている粟。
日本全国でも広く栽培されています。
粟にはうるち粟ともち粟がありますが、日本で栽培される粟はほとんどがもち粟です。
もち粟は粘性が強く、餅や粥として用いられます。
一方うるち粟は、主にアレルギーの代替食として利用されています。
◉粟は白米の前の主食だった!
粟は中央アジアなどが原産地で、そこからシベリア、オーストリアを経て石器時代にヨーロッパに伝わりました。
日本においては縄文時代から栽培されていたといわれ、生育期間は3〜5ヶ月と短く乾燥した土地で栽培可能なため、粟やヒエ、キビなどの雑穀は古来より日本でよく食べられていました。
稲が伝来する前の主食だったと言われていますが、戦後の経済成長を経て国民の食習慣が変化し、主食が白米になるにつれ、その消費量は低下していきました。
しかし最近は、栄養機能に優れた食品として見直されています。
◉粟の秘めたる栄養!
粟は糖質約70%、蛋白質約10%を含み、他にもビタミンB群やナイアシン、カリウム、亜鉛、鉄なども多く含みます。
粟の表面の色素はポリフェノールで、パントテン酸の含有量は雑穀の中で特に多いといわれています。
善玉コレステロールである血中の高密度リポタンパク質(HDL-コレステロール)の値を高める効果もあり、脂質代謝改善機能もあります。
また、食物繊維も豊富なのでダイエット中の方にもおすすめの穀類です。
そして、白米より蛋白質、脂質を多く含み昔から胃弱の人に適した穀物といわれている粟。
白米と比べて食物繊維は約7倍、マグネシウムは約5倍、鉄は約6倍、カルシウムは約3倍、カリウムも約3倍といわれています。
◉粟はどのようにして食べたらいいの?
粟は風味が淡いことに由来しており、あっさりとクセがなく食べやすい穀物です。
味にクセがないため、様々な料理に混ぜて食べることができます。
★基本のレシピ『簡単もち粟ご飯』
材料
もち粟‥0.5合
白米‥2合
水‥2.5合の目盛りまで
①もち粟をよく洗い白米もいつものようにとぐ
②炊飯器にもち粟と白米を入れ水を2.5合の目盛りまで入れて通常通り炊く
★ヘルシースイーツ『粟ぜんざい』
材料
もち粟‥1/2カップ
水‥1カップ
餡‥お好きな量
①もち粟をよく洗い目の細かいざるにあげ水気をきる
②①と分量の水を鍋に入れ強火にかける
③煮立ったら弱火にし時々混ぜながら約10分
④火を止めて15分程蒸らす
⑤③を器にうつし餡を添える
粟には時々小さな石や粟の表皮が混入していることがあるのでよく洗うようにしましょう。
◉まとめ
・粟にはうるち粟ともち粟がある
・粟は白米の前の主食だった
・粟にはたくさんの栄養が含まれている
・他の食材と混ぜることでおいしく食べられる
雑穀米が有名で普段なかなか単品では食べないであろう粟。
そんな粟にはたくさんの魅力が詰まっていましたね!
美容と健康にいいのでいろいろなレシピを参考に、是非粟料理を作ってみてください★
最後までお読みいただきありがとうございました。